この事例の依頼主
40代 男性
相談前の状況
ご両親が相談に来られて接見しました。ご本人は、交際していた女性と破局し、その夜深酒をしてあまり記憶がないということでしたが、歩行中の女性を突然蹴り飛ばしハントバッグを奪って逃げたという容疑でした。
解決への流れ
ご本人も多少記憶があり、自分のしたことに間違いないということだったので、事件を受任して被害者と示談交渉にあたりました。示談交渉では、被害者女性は激怒しており、また、あたまに包帯を巻いている痛々しい様子でした。本人の謝罪文及び弁護人からも重ねて謝罪を繰り返しました。被害者女性の交際男性も同席して最終的には示談していただきました。検察官は本件を不起訴処分として終了しました。
加害者が酔っていたとはいえ、被害者女性は歩いていたところ理由無く暴行を受けており、被害感情の強い事件でした。本人の謝罪文もほぼ毎日作成してもらい、弁護人からも重ねて謝罪を繰り返し、ようやく示談してもらえた事件でした。加害者としては誠実に謝罪していくしかなく、弁護人も誠実に謝罪をしていくことが重要だと感じた事件でした。