この事例の依頼主
年齢・性別 非公開
相談前の状況
唯一の遺産である不動産(評価額1000万円強)について,相続人の一人である兄から依頼者様に,兄が遺産のすべてを取得する内容の遺産分割協議書案が送られてきたため,依頼者様が不信感をいだき,法定相続分の請求をするべく交渉のご依頼をいただきました。相続財産の額は1000万円強でした。
解決への流れ
相手方である兄は,不動産の取得を急いでいる様子であったため,多少強気の請求でも応じる可能性があったため,まずは交渉にて,依頼者様の本来の相続分に数十万円を上乗せした額を解決額として提示しました。当方の請求は全面的に受け入れられ,かつ,ご相談いただいてから遺産分割協議書を締結し,最終的に入金を受けるまで約2か月間という短期間で,解決することができました。
ご依頼者様は,兄とは一切関わりを持ちたくないとのことで,相続問題が長期化する可能性もありましたが,弁護士が間に立つことで,早期かつ十分な内容での遺産分割協議を成立させることができました。このように,早期に弁護士にご依頼いただくことで,問題が長期化することによるリスク(心理的負担,次の相続が始まってしまうことによる事態の複雑化)を回避することができますので,ぜひお早めに弁護士にご相談いただくことをお勧めします。