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女性「家飲み」予算増、月5000円超に チューハイが立役者? ビール酒造組合調査
女性が「家飲み」にかけるお金が増えているーー。こうしたデータを、大手ビールメーカーでつくる「ビール酒造組合」がこのほどまとめた。前年調査に比べて1000円近く増えており、組合の担当者は「要因は様々だろうが、女性に人気があるチューハイなどの市場に勢いがあることが影響しているのではないか」とみている。
2024年の司法試験 合格者は1592人 最年少は17歳、最年長は70歳
法務省は11月6日、2024年の司法試験に1592人が合格したと発表した(前年比189人減)。合格率は前年比3.21ポイント減の42.13%(受験者数ベース)だった。
全体の受験者数は前年より149人減って3779人(出願者4028人)で、法科大学院在学中受験の合格者は680人だった。1次選抜である短答式試験には、2958人が合格していた。
合格者は男性1111人、女性481人。平均年齢は前年より0.3歳上がって26.9歳。最年長70歳、最年少17歳だった(年齢は2024年12月末現在)。
合格者数を法科大学院別にみると、慶應義塾大が146人で最多。早稲田大(139人)、東京大(121人)、京都大(107人)、中央大(83人)と続いた。
合格率では、慶應義塾大が59.35%でトップ。次に愛知大(55.56%)、京都大(49.31%)、一橋大(48.78%)、東京大(47.45%)と続いた。
法科大学院を修了しなくても受験することができる予備試験を経由した合格者は441人で、合格率は92.84%だった。

別居し、離婚に向けた話し合いの最中に「不倫」してしまった! それでも法的にダメ?
離婚に向けての話し合いや別居をしている間の「不倫」に関して、弁護士ドットコムの法律相談コーナーに質問がいくつか寄せられています。
ある男性は、妻が家事をしなかったり、セックスレスだった結婚生活に見切りをつけるために別居をして、離婚に向けての話し合いをしていました。別居から半年の間に、別の女性と親しくなったそうです。「それでも不貞行為にあたるのか」と心配しています。
また、ある女性は夫から「離婚したい」といわれて別居することになりました。ところが、その後、夫が彼女をつくって交際していることを知りました。とてもショックを受けている様子で、慰謝料を求めたいと考えています。
たしかに、離婚に向けての話し合いをしているとはいえ、相手がすぐに離婚に応じない場合、不倫していたら道義的に問題がありそうです。一方で、もはや修復不可能なくらいの期間別居している場合は、新しいパートナーをつくっても許されそうな気もします。法的にはどんな問題があるのか。柳原桑子弁護士に聞きました。
「リベンジポルノが犯罪として明確になった」 被害防止法を弁護士はどう評価する?
別れた元恋人や元配偶者に嫌がらせをするために、かつて撮影した相手の性的な写真や動画をインターネット上で拡散させる「リベンジポルノ」。いったん写真や動画がネット上で広がると、すべてを削除することは難しい。
そんなリベンジポルノの被害を防ぐため、議員立法でまとめた「リベンジポルノ被害防止法」(私事性的画像記録の提供被害防止法)が11月中旬、参議院本会議で可決、成立した。最高で「懲役3年」の罰則ができるなど、リベンジポルノの取り締まりが強化される。
この法律のポイントはどこにあるのか。最所義一弁護士に聞いた。
「磐田の文化は浜松より高い」浜松市民への名誉毀損になる? 静岡県知事の発言が「地域差別」と物議
静岡県の川勝平太知事の発言が「地域差別」ではないかと物議をかもしている。
報道によると、川勝知事は3月13日、磐田市のサッカー女子チームが県庁を表敬訪問した際に「磐田は文化(水準)が高いんですよね。浜松より元々高かったわけでしょ」などと発言したという。
さらに、同日の記者会見で真意を問われると「歴史的事実で市民の共通認識だ」として、浜松市を下げる意図はなく、発言の撤回をしない考えを示した。
しかし、隣り合う2つの市を比較して、片方を下げるような指摘は「地域差別」とも受け止められ、ネット上では「地域(しかも自分の県の)の分断を図る知事なんて聞いたことがない」などの声も上がっている。
県西部出身の男性は取材に「そもそも磐田と浜松の文化を比較するという発想がなく、逆に新鮮ですね。どういう根拠に基づいて言っているのか知りたいです」と語る。
「浜松出身者でも磐田というと、ジュビロくらいしか思いつかない」「浜松はあまり文化的な街ではないと思います。浜松はやっぱり工業の街、発明の街じゃないかな」とも。
人によって捉え方はさまざまありそうだが、浜松を引き合いにした「磐田は文化が高い。浜松より元々高かった」という知事の発言は、浜松市やひいては浜松市民に対する名誉毀損にあたらないのだろうか。大阪府出身の西口竜司弁護士に聞いた。
23時以降のシャワー禁止! 賃貸物件「特約」大家さんのわがままはどこまでOK?
新生活にむけた引っ越しが一年でもっとも多い今の時期。立地、家賃、築年数などチェック項目は多くあるが、見過ごしてはいけないのが「特約」だ。特約とはいわゆる「入居ルール」のことで、甘く考えていると、入居後に困った事態になるかもしれないのだ。
「23時以降のシャワー利用は禁止というマンションに住んでしまったため、遅くなった日は、息を殺すようにしてシャワーを浴びています。マンション内の掲示でも盛んに注意が呼びかけられていて、プレッシャーを感じるんです」(東京都渋谷区・20代女性)
こんな声もあるからだ。弁護士ドットコムニュースのツイッターアカウントにも先日、次のような相談が寄せられた。
「賃貸物件のアパートで条件として門限を設けることってできるのですか? ちなみに門限が21時ということです。現実的に不可能な感じにも思えるのですが」
大家さんが定める「特約」は実にさまざまだ。物件情報をみると、「石油ストーブ禁止」「正社員限定」「女性限定」「男性限定」「子ども不可」などがならぶ。このような「特約」について、大家さんはどこまで、わがままを盛り込めるのだろう?
「私は、性暴力被害者です」 フラワーデモに救われ、経験を語った女性が今思うこと
2019年12月11日。イチョウが舞う東京駅前の行幸通りの一角で、性暴力の撲滅を訴える「フラワーデモ」が行われた。この日、花を持った人々の前に立ち、初めて自らの経験を語り始めた女性がいた。
「こんばんは。私は、性暴力被害者です。この一言をいうのにとても勇気がいります。言うとどんな冷たい反応が返ってくるかわからないからです」
そう切り出すと、職場の上司から強制わいせつを受けたこと、警察から「成人した男女が二人きりになれば好意があるとみなされても仕方ない」と言われたこと、被害後PTSDに苦しんでいることを打ち明けた。
どんな思いで、あの場に立ったのか。女性に後日尋ねると、「このままじゃいけない、これ以上同じ思いをする人を生み出したくない」と話すことを決めたという。
ブラック企業大賞に電通、「過酷で人権侵害の状況を放置し続けてきた」
長時間労働やパワーハラスメント(パワハラ)などを従業員に強いる悪質な企業や法人を選出する「ブラック企業大賞2016」の授賞式が12月23日、都内で開かれ、新入社員が長時間労働の末、過労自殺した電通が大賞に選ばれた。選考理由として、「過酷な状況を放置し続けてきた。日本を代表する人権侵害の企業だ。強い怒りを込めて授与する」と読み上げられた。
ウェブサイトでの投票数で選んだ「WEB投票賞」には、2011年以降パワハラによる自殺が相次いだ日本郵便が選ばれた(5958票)。日本郵便は特別賞にも選ばれた。また、ブラックバイト賞には、元従業員がアルバイト学生を殴るなど刑事事件にも発展したDWE JAPAN(「しゃぶしゃぶ温野菜」FC企業)が選ばれた。
ブラック企業大賞は、ジャーナリストや弁護士でつくる実行委員会が、日本の労働環境を改善する活動の一環として、2012年から毎年開いており、今年で5回目。労働法などに抵触したり、またはその可能性があるグレーゾーンな条件や、パワハラを従業員に強いる体質の企業や法人を「ブラック企業」として定義している。
今年のブラック企業大賞には、エイジス、電通、ドン・キホーテ、プリントパック、関西電力、佐川急便、サトレストランシステムズ、仁和寺、ディスグランデ介護(「茶話本舗」FC企業)、日本郵便、DWE JAPAN(「しゃぶしゃぶ温野菜」FC企業)の11社がノミネートされていた。
「私たちの前から消えて欲しい」女児への強制わいせつ、近所に住む男に被害者家族が語ったこと
11歳女児に対する強制わいせつの罪に問われた男性(30代)の裁判で、大阪地裁は2023年6月、懲役2年、罰金16万円(求刑同じ)、執行猶予4年の判決を下した。被害者の近所に住む被告人に対して、被害者家族は転居を求めてきたが、家の買取価格が低いことを理由に拒み、裁判官からも苦言を呈されていた。(裁判ライター:普通)
新聞投稿「1円玉の悲しみ」が話題 75枚払い、店員に「営業妨害」といわれ立腹
75円分を1円硬貨75枚で払おうとしたところ、店員に「営業妨害になります」「次からは、お断りします」といわれたーー。四国新聞(9月16日朝刊)に掲載された「1円玉の悲しみ」と題する70代読者からの投稿がツイッターで話題を集めている。
投稿によると、店員がそのように言った理由は「小銭は20枚が限度で、それ以上は受け取れない」「数えるのも面倒」というものだったという。
これに対して、投稿者は「言われなくても2度と行かない」と立腹。「1円足りなくても売ってはもらえぬが、1円玉を集めての老人の買い物など、初めから彼らの了見に入っていないのだ」とやるせなさを綴っている。
一方、ネット上では「迷惑行為だ」「他のお客さんにも迷惑になる」などの批判的な意見が少なくない。